山でのアウトドアの遊び方は山登りやハイキング、昆虫採集など様々ですが、ツウな遊び方の1つに山菜採りがあります。
山菜取りは、五感で楽しむアウトドアの遊び
山には色々な種類の山菜が生えており、採れたての新鮮な山菜を見た目・香り・味で楽しめるところに山菜採りの魅力があります。これから山菜採りの準備方法から山菜の採取の仕方、オススメの調理方法まで山菜採りにすぐにでも行きたくなるような情報をたっぷりお伝えします。
山菜取りの準備 服装とカゴ
まず、山菜採りに行くのに準備する物から紹介します。動きやすい服装、歩きやすく滑らない靴はもちろんですが、採取した山菜を入れるカゴが必要です。竹製のカゴは山菜をたくさん入れても蒸れないのでオススメです。背中に背負えるタイプや腰に付けるタイプだと両手が自由に使えるのでさらに良いでしょう。
山菜取りの道具
また、キッチン用のハサミや革手袋があると安全・簡単に山菜を採取することが出来ます。山菜採り専用のナイフもホームセンターやインターネットで売られています。
熊よけの鈴 安全に山菜取りを楽しむための必需品
忘れてはいけない物が熊よけの鈴(ベアベル)です。熊や猿を遠ざけるだけでなく、仲間とはぐれてしまった時にも有効活用できます。
主な山菜の採り方 収穫方法とコツ
次に、山菜の採取の仕方について説明します。例えばワラビ・ゼンマイ・タラの芽は手で自然に折れるところから採り、タケノコやウドは土ぎりぎりのところでナイフを使って切り取ります。このように山菜の種類によって食べられる場所が違うので、採り方も違ってきます。山菜のガイドブックを持って行くと山菜ごとの採取方法や食べられない山菜などが記載してあるので便利です。
山菜取りの注意点
そして、採取方法で全ての山菜に共通する大事なことは「根こそぎ採らないこと」です。根っこごと採ってしまうと次に生えてこなくなってしまうので根っこは必ず残るように採取しましょう。
山菜のアク抜き方法 塩ゆで・重曹他
最後に、山菜の調理方法をご紹介します。山菜には苦みや渋みなどのアクがあり、アクが強い山菜はアク抜きが必要です。たいていの山菜は、鍋にたっぷりの水を沸かして一掴みの塩を入れ塩茹でした後に水に浸しておくことでアクを抜くことが出来ます。特にアクが強い山菜は、塩の代わりに重曹を入れて茹でます。重曹の量は水1リットルに対し小さじ1~2杯程です。
山菜の食べ方 おすすめは天ぷら
アク抜きが終わったらいよいよ調理です。最もオススメの食べ方は天ぷらです。天ぷらは新鮮な山菜の風味をしっかり味わうことが出来ます。その他の食べ方はおひたし、醤油漬け、煮物などがあります。濃いめの味付けにするとご飯のおかずやお酒のつまみに最適です。
見る、香る、味わう 山菜採りは一年中遊べるアウトドアレジャー
このように、山菜採りは目・鼻・舌で山を楽しむことができる遊びです。時期によって採れる山菜が違い一年中楽しめるので、季節によって行く山を変えて山菜採りをしてみるのも良いかもしれません。